お知らせ:10/10 リーダーの交流ページに「秋の食べ物の思い出」について新しいコメントがありました!

都福祉会館(みやこふくしかいかん)2024

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1.回想法活動のご紹介(令和5年度)

回想法活動の取り組み①「昭和の散歩道」

戦後以降の「昭和時代」をテーマに、当時の出来事や流行を思い出しながらその時代を散歩(回想)していく回想法の取り組みの一つです。特徴はリーダーの手書きイラストで毎回ワクワクするような内容を取り上げていくことで、毎月第3 木曜日13:30~14:30 に開催しています。

今年度は昭和44 年からスタートし、12 月時点で昭和48 年まで終わりました。「今日は何の日」として開催日当日の記念日を紹介したり、リーダーが作成した脳トレ問題を解いたり、懐かしの歌を歌ったりと内容盛りだくさんでお届けしています。

また、この活動は「千種ホームニュース」やNHK 放送の「明日も晴れ!人生レシピ」でも取り上げられました!

【手書きイラストの一部】

回想法活動の取り組み②認知症予防教室「回想法って何だろう」

認知症予防教室の各クラスで2 ヶ月に1 回のペースで回想法を行っており、その内の4 回は認知症予防教室参加者以外の方も参加できる機会をつくっています。

【実践の例】

〇得意の手話を活用し、手話ソング「ふるさと」をご参加の皆さんと歌った後、回想法に入る。

〇北名古屋市回想法センターで撮影した写真をパワーポイントにまとめ回想法に活用する。

〇テーマを「わらべ歌の思い出」とし、得意のウクレレ演奏に合わせて手遊びをする。

【「回想法って何だろう」の様子】

回想法活動の取り組み③「リーダーサタデー 回想法×クラフト」

今年度より始まったリーダーの新規事業「リーダーサタデー」の中で「クラフトと回想法をかけあわせたら面白いのではないか?」というリーダーからの意見があり、「子供のころの遊び」をテーマに折り紙でのコマづくり体験後、回想法を実践しました。

作ったコマでコマ回し大会も開催し、優勝者にはリーダーが作成したメダルの授与もあり、大盛り上がりでした。

回想法活動の取り組み④外部派遣

今年度(12 月時点)の回想法での外部派遣は、はつらつ長寿推進事業へ8 回、サロン等へ5 回活動しました。

【リーダー報告書からの一部抜粋】

〇今まで感じていた回想法に対する高いハードルがなくなりました。お話しの中で結論を出す必要がないことがわかり、楽しさも分かってきました。

〇旅に関する様々な思い出が語られる中、「家が好きなの」と少し困り顔で話される方がおられました。無理にお話ししては頂かず、『人生そのものが旅である』という作家『藤本義一』の言葉を引用し、どのようなお話も共感できるように努めました。

〇「終戦は5 年生の時。隣の女学校から代用教員でみえた先生が素敵な方で、毎年同窓会をしていました。なくなられてからその方のことを思い出すことはなかったけど、今日の会をきっかけに久しぶりに思い出しました」とお話しされていたことが印象的でした。

2.回想法活動が役に立っていること

  • 自らの回想にもなり、目上の参加者から教えられることも多く、自身の認知症予防にもなる。
  • 体調管理に気をつけ、認知症に関する知識の蓄積に努めるようになった。
  • 参加者のやる気やリーダー同士の交流が、自分の励みになり、私の前向きな生活意欲につながる。
  • 理解する力や共感力、コミュニケーション力が養われる。

3.回想法を行う上での工夫

  • 回想法の前にお口の体操や季節にあった唱歌、自作した回想法の歌を一緒に歌う。
  • 参加者の方が部屋に入った時から挨拶や気軽なお声掛けをする。
  • 自身の思い出話をしてからお話を聞いていき、グループ間の「繋がり」を意識して話を伺う。
  • 参加者をテーマに誘うために、テーマにそった手書きのイラストや写真を用意。
  • 歌唱を入れる場合は参加者の年齢、男女の数によって曲の選択を考慮する。

4.回想法を行う上での課題

  • 「回想法」という言葉がわかりにくく周知がしづらい。→楽しい副題をつけたらどうか。
  • グループによっては参加者の年代が様々で、テーマによっては疎外感を持つ人が出てしまう。
  • 参加者数が多い時、参加者の動向への気配りが難しくなる。
  • 回想法をチームでの活動とし、事前準備を進めていけたらより楽しくなるのではないか。
  • 戦争体験等の思い出は全員で共感するのは難しく話が長くなるため、話の展開が難しい。

5.今後どのような回想法を行っていきたいか

  • 同じ参加者が継続して行う回想法だけでなく、新規の場所を開拓していきたい。
  • 新しいリーダーの個性や特技を活用し、回想法を活性化させていきたい。
  • 雑談から始まり、参加者さんから自発的に回想法が始まっていけば、リーダーは聞き手としての本来の役割を担えるのではないか。
  • 子供の頃の体験や遊び、歌などを取り入れ、関連した記憶を引き出しやすくする。
  • お茶とお菓子を添えての回想法や少人数でじっくりお話を聞くことのできる回想法を行いたい
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