1.回想法活動のご紹介(令和5年度)
★給食会での回想法
初めて給食会からご依頼がありました。参加者が20 名という大人数だったため、3グループに分けて回想法を行いました。テーマは、子どもの頃の遊び。回想法を知らない方がほとんどでしたが、楽しんで参加していただくことができました。帰り際、皆さんが手を振って「また来てね!」と笑顔で見送ってくださったのが印象的でした。
★認知症予防教室での回想法
昨年、他の福祉会館から伺った「人生すごろく」を真似させていただこうと、リーダー皆で手作りしました。それを使った回想法を予防教室で行いました。子どもの頃の気持ちに戻っていただこうと「紙芝居」を読んだりもしました。
2.活動が役に立っていること
- 人の話を最後まで聞くことができるようになった。
- 自分自身、派遣で行った先々で参加者からパワーを頂いてる。元気なお顔を拝見できるように、自分も体調に十分気を付けてまた参加しようと思える。
- 仲間の輪が広がって、様々な方と交流できるのが良い。
- 何か役に立ちそうな情報はないかと探していると、視野が広がる。
- 色々な人達との出逢いで交流ができ、生まれ育った土地柄や儀式等が分かり
見聞が広がる。 - 回想法を行った後は、それぞれの表情が明るくにこやかになっている。
- 別で行っているボランティア活動で、回想法で学んだことが役に立っている。
3.工夫していること
- 回想法を行う月のテーマに沿った絵や文字を、スケッチブックに書いたり貼ったりすることで、思い出すきっかけになるようにした。
- できるだけ参加者すべての人が声を出し笑顔になれるよう声掛けをした。
- 参加者が主役であることを意識し、傾聴することにも心掛ける。
- 参加者を孤立させない。皆仲間であり、思い出を共有することが大切。
- 聞く側も一緒に楽しむ。
4.課題になっていること
- 回を重ねることで、マンネリにならないか心配。
- 参加者の方の身体的なこと(耳が聞き取りにくいなど)の把握。椅子の配置等。
- 派遣で行く時は室内の下見をしたり、分かる範囲で参加者さんのことを聞いておく。
- 耳の不自由な人が孤立しないようにするのが難しい。
- 参加者が男性と女性両方いる時は、男性は男性、女性は女性でグループを組んだ方が良いのかどうか迷った。
5.今後の取り組み
- 懐かしい駄菓子を食べながらの回想法。
- 話をしたくなる状況を築く。
- 楽しめる、又は行こうと思ってもらえる時間にする。
- 笑顔で帰っていただくために、話すばかりでなく、少し唄を口ずさむ。
- 回想法に役立つように、使用していた物が展示してある施設等に行く。
- 実際に使用していた懐かしい物があったら、より盛り上がると思う。
- 嗅覚や味覚や触覚を刺激し、思い出を紐解いてもらう。
6.その他
- 傾聴の重要性を感じているので、しっかり取り組みたい。
- 認知症予防リーダー同士のつながりを、楽しみとして大切にしたい。
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