1.令和5年度の回想法活動
高齢者サロン・認知症予防教室での回想法
■令和5年度は認知症予防教室や地域の高齢者サロンで回想法を行いました。
≪認知症予防教室・回想法≫
『こどものころの夏の思い出』をテーマに回想法を実施しました。
かき氷機やアイスキャンディー売り、夏休みの宿題、盆踊りの様子などの写真を用意し、参加者に見ていただきました。
「懐かしい、自転車でおじさんがアイスキャンディー売りに来ていた」
「私が住んでいたところは盆踊りが盛大で夏休みの一番の楽しみだった」
「川で泳いだ、名古屋の川でも泳げたよ」
次々に懐かしい思い出が語られました。誰かの思い出を聞くことで忘れていた思い出が思い出され、話が途切れることがありませんでした。
≪高齢者サロン・回想法≫
『年の瀬・お正月の思い出』をテーマに回想法を実施しました。
「子どもの頃の年の瀬はお餅つきをやって、鏡餅を何個も作った。」「家が商売をしていたので31 日まで忙しかった。」「うちのお雑煮は・・・」など次々に思い出が語られました。
年の瀬の過ごし方は家の仕事や地域によって様々。お雑煮も味や具材が地域の違いだけではなく、家庭ごとに違いがあり、とても興味深い回想法になりました。
2.活動が役に立っていること
- 認知症への理解・認知症予防への意識が高まる。
- 地域の中で新たなつながりができる。
- 新しい仲間や友達ができる。
- 知らなかったことへの興味・関心が高まる。
- 新しいことや苦手なことにも「やってみよう」と思えるようになった。
- 誰かの役に立っていることを実感し、やりがいを感じることができる。
3.工夫していること
- 回想法での約束事を最初に説明する。説明することで、安心して回想法に参加していただけるようにする。
- 話しやすいようにテーマを絞り込み過ぎないようにする。
- 写真や道具を用意する。
- レクリエーションや手工作などを交え、話しやすい雰囲気作りを意識する。
- 事前練習やリハーサルを行う。
- リーダー同士で活動を振り返り、良かった点や改善点など、お互いに気づいたことを話し合う場を作る。
4.課題になっていること
- リーダー・コリーダーの役割を担うことに不安を感じているリーダーが多い。
- リーダー・コリーダーの役割が出来ているかどうか分からない。
- 参加者とリーダー・コリーダーが同年代であることが増え、いつの間にかリーダーが参加者(話し手)になってしまう。
- 回想法を担う認知症予防リーダーが少ない。
5.今後の取り組み
★認知症予防リーダーサロンを定期的に開催する。
★リーダーサロンなどで回想法を行い、認知症予防リーダーがリーダー・コリーダーを経験する場を増やす。
★活動への不安解消につながるようなリーダー同士が悩みや不安を話せるような交流の場を作る。
★練習会を継続し、練習を重ねていく。
★リーダーの特技を活かし、活動の幅もさらに広げていきたい。
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活動予定
- 天神山福祉会館の今年度の活動予定がありましたら掲載いたします。
- 新着情報〜16区福祉会館の回想法活動予定はこちら。
活動報告
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住所・連絡先
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- 住所 西区花の木3-18-12
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