1.回想法活動のご紹介(令和5年度)
4月から今風回想法「どんぐりくらぶ(以下どんぐり)」を、回想法に興味のあるリーダー6名で開設しました。
開催までの3 ヶ月間はリーダーとしての「聴き方」「コミュニケーションの取り方」など私たちの弱点克服に向けた勉強会や不安感を払拭するため活動の日程表(図1)、タイムスケジュール(図2)、実践終了後の振り返りシート(図3)の作成など話し合いを重ねてきました。
2.活動が役に立っていること
- 事前の下準備や終了後の報告など自身の認知症予防になっている。
- 参加者さんの笑顔で自分自身も元気になれている。
- 自身の思い出の振り返りが多くなった。
- 自分より年上の方に気楽に話が出来るようになった。
- 「忘れていたこと思い出したよ」「昔の話が通じるからいい」「ここでは気兼ねなく話せさわやかな気持ちになる」「また参加します」の声に、やっていてよかったと嬉しく思う。
3.工夫していること
- タイムスケジュールは2 部に分け、1部は回想のきっかけ作り、2 部はグループ回想法とし少人数で深掘りの話に花が咲くように構成している。特に参加者から終わった後の今の気持ちや感想を聞き取り、終了後の振り返りで参加者の満足度、置いてきぼりの参加者がいなかったか等をリーダー全員で共有している。
- 回想のきっかけ作りとしてはテーマに沿ってリーダーの体験話を行ったり、パネルの掲示や、演出での雰囲気作りをしている。(七夕、師走の写真参照)
- 参加者に沢山話して頂けるよう、少人数でグループ回想法をしている。(参加者3~4名にリーダー1名)
- 参加者募集のチラシも作成し福祉会館に掲示するなど広報活動も行っている。
4.課題になっていること
- 参加者の年齢層や男女差など体験が異なるためテーマ選びに時間がかかる。
- 参加者に寄り添っての相槌や促す言葉がけがさっと出てこない。
- まだまだどんぐりのリーダーやその他のリーダーも、回想法を実践することに不安感が強く戸惑いがある。
5.今後の取り組み
- リーダーとしての勉強会を継続して行う。
参加者への相槌や促す言葉がけ、参加者の観察、会話に参加できてない方への言葉がけなどの学習。
回想のきっかけ作りの道具、材料は視覚、聴覚、嗅覚、感情など五感を刺激するような選び方の工夫。
テーマの選定は参加者が回想しやすい内容に絞り込み提示できるように検討。 - 来年度には他の認知症予防リーダーにも参加して頂き回想法実践の仲間を増やしていく。
リーダー達に声をかけ、<どんぐり> に参加し体験をして貰い、自分達の経験を活かして一緒に実践を担うメンバーになって頂けるよう働きかけをしていく
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活動予定
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