お知らせ:10/10 リーダーの交流ページに「秋の食べ物の思い出」について新しいコメントがありました!

名楽福祉会館(めいらくふくしかいかん)2024

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1.回想法活動のご紹介(令和5年度)

今年度はコロナへの制限がなくなり、世代間交流をはじめ少しずつ活動範囲を広げることができた。昨年度の課題であったソーシャルディスタンスによる聞こえづらさは、マスクの着用はあったがアクリル板をなくし会話の距離が近づいたことでほぼ解消できたと思う。また、回想法の企画開催も行うことができた。

ちぎり絵、回想法カルタ、懐かしのカラオケ、ご自分の思い出の品等、話すきっかけがあると参加者の皆さんは話しやすいと感じた。特にご自分の思い出の品を持参していただき、それにまつわる思い出を語った回想法は、周りの方も耳を傾けて聞きご本人も気持ちよく話せたと思う。

2.活動が役に立っていること

  • 体力に不安を感じている方に特に回想法が役立っている。終わって帰られる時には生き生きとした表情になっていた。
  • 思い出を語るだけではなく当時の空気も一緒に体感し、記憶の底にあった懐かしい情景が呼び起されることは認知症予防に役立っている。
  • コロナ禍で減ったコミュニケーションを取れる機会となった。

3.工夫していること

今年初めて、「おしゃべり会」(回想法)の単発の募集を行ったが、6月に参加者を募った時は応募者が少なく延期になった。認知症予防リーダーが集まり、「どうしたら参加してもらえるか?」について話し合い、テーマの見直し、掲示の方法、興味が持てる内容等についてたくさんの意見が出た。それを元に改善したところ、10 月の再募集では定員を埋めることができた。

子どもの頃の様子を思い出して話していただけるように、昭和の写真や映像(生活総合機能改善機器FREE DAM を利用)、食べ物、ちぎり絵、ぬり絵、個人の思い出の品、歌等、きっかけ作りの題材を積極的に取り入れた。

4.課題になっていること

  • 過ごされた時代や生活環境に差があり、思い出話の共感が難しいことがあった。
  • 戦争中等、過去に苦しい出来事を体験された方の思いを上手に受け止めることが難しかった。
  • 回想法で使用した写真や道具等が古い時代のものが多く、ある一定の年代以上ではないと分からない物が多かった。

5.今後の取り組み

回想法に馴染みがない皆様も参加された後は笑顔が多くみられた。特に年代が高い方から「体操は難しいけれど、昔のことならおしゃべりは出来る」と楽しそうに話されていた。今後は課題である年齢差に配慮し、80 代以上の方や若い世代の方等、対象を絞った回想法に取り組みたい。

6.その他

令和5 年度活動内容参照

会場回数活動内容リーダー派遣
参加者
わ~くわくわくかっぱサロン年6回ちぎり絵回想法
・季節にあった昭和を思い出すちぎり絵を作成。
・完成した絵を見ながら昔あった思い出を話しあった。(柿の絵を見て、柿ドロボーの話で盛り上がった等)
3人×6回1回8人~10名参加
名楽福祉会館/学生と世代間交流1回各世代の給食について思い出を語る
・二つのグループに分かれ、世代間交流を行った。各年代で給食について思い出を話し、年代の違いで盛り上がった。(脱脂粉乳を飲んだ世代と知らない世代等)
回想法カルタ
・昭和初期の生活様式にかかわるカルタ取りを行った。カルタの写真を見ながら皆で当時を振り返った。
6人 学生6人
はっしゃおーらいサロン1回スターの写真を見ながら当時を振り返る
・2つのグループに分かれる。
・リーダーがスターの写真を見せながら話題を提供し、当時の思い出をグループの皆さんに話してもらった。グループで当時の流行歌を口ずさんだり、当時の生活様式等にも話が広がった。(五右衛門風呂、当時のコンサートの様子等)
3人10人
名楽福祉会館/おしゃべり会4回月曜コース(2回)

・お抹茶を飲みながら、昔を振り返った。(花嫁修業の一つとしてお茶やお花を習っていた方が多かった等)
・回想法カルタ(懐かしい道具や生活用品)
カルタを取った人がその写真の思い出を語っていただいた。皆さん当時を思い出し、たくさん話していただいた。

・思い出の懐かしの歌を歌う。当時の家族の会話を思い出され涙ぐむ方もいた。
火曜コース(2回)

・愛知発祥の鬼まんじゅうを作って食べながら、昔を懐かしんだ。(昔のおやつやお土産の卵の話等など皆さん懐かしんでいた。)また、当時の時事ニュースの映像を見て、昔を振り返った。
② ・各自持参した思い出の品について語る。(幼少期の写真、修学旅行のお土産等を持参され思い出話に話が弾
んだ)
月曜
2回×4人

火曜
2回×4人
月曜
2回×8人

火曜
2回×8人
はつらつ推進事業への配布随時ぬり絵回想法(絵日記風)
・はつらつ推進事業のボランティアで関わっている認知症予防リーダーからご希望があった所へ、ぬり絵を配布した。
・絵日記のように当時の思い出を記入していただき、名楽福祉会館に展示。
4名46人
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活動予定

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