1.令和6年度の活動内容
回想法実施回数 | 参加リーダー数 | 参加者数 | |
認知症予防教室【前期】 | 9回 | 21名 | 105名 |
認知症予防教室【後期】 | 9回 | 9名 | 88名 |
会館講座「いどばた回想法 | 3回 | 17名 | 28名 |
認知症予防リーダー養成講座交流会 | 2回 | 42名 | 42名 |
合 計 | 23回 | 89名 | 263名 |
(1)認知症予防教室
≪内容≫
・福祉会館認知症予防教室にて回想法の実施
・実践回想法カードやNHKアーカイブス映像をみながら当時の思い出を振り返った
前期
・第1回(5月)「子どもの頃の遊びや思い出」
・第2回(7月)「東海道新幹線、ボウリングブーム」
・第3回(9月)「高度経済成長期、皇太子さまご結婚」
後期
・第1回(11月)「昔の遊び」
・第2回(1月)「小学校の思い出、アイドル・好きだった歌手」
・第3回(3月)「昭和の道具(初期・中期)、トイレットペーパー騒ぎ等」



≪参加者の感想≫
- 他人の話を聞いて自身の記憶がよみがえった気がする。楽しかったです。
- 男の子はめんこや竹馬、女の子はゴム跳びや紙の着せ替え人形などで遊んだ。
- ボウリングは今の70代、当時の会社勤め人たちに盛大なブームであった。
- 皇室の美智子さまは当時の女性たちのあこがれでした。
(2)福祉会館講座「いどばた回想法」
≪内容≫
・認知症予防リーダーがリーダー・コリーダーとなり回想法の体験会を実施。
・井戸端会議のように和気あいあいと楽しく語り合おうというテーマにて行った。
・各回ごとに話題を設けてグループ回想法を行った。
・第1回(7月)「子ども時代の夏の思い出」「昔や今の好きな夏の食べ物」
・第2回(10月)「子どもの頃の好きな秋の食べ物」「子どもの頃の秋の思い出」
・第3回(1月)「子どもの頃の冬の遊び」「兄弟姉妹」



≪参加者の感想≫
- 昔のことを思い出すことも、人の話を聞くことも脳の刺激になる気がした。
- 普段は家で一人だから、いろんな人としゃべることができて嬉しかった。
- 同じ経験をしている人がいることがわかり良かった。
(3)認知症予防リーダー養成講座交流会での学び
- 認知症予防リーダー養成講座最終日に修了生と、先輩リーダーの交流会を実施。
第1回(7月)、第2回(8月)、第3回(11月) - 派遣活動の様子やホームエクササイズ、コグニサイズの実施アドバイスの他、回想法活動の
経験など情報・意見交換を行った。
2.活動が役に立っていること
- 自分自身の思い出を言葉にすることで、認知症予防に繋げることができる。
- 出身地の違いや異なる世代の体験談により聞き手側は新鮮さを感じることができる。
- 福祉会館のご利用者同士で顔見知りのきっかけづくりになったり情報交換の場になったりする。
3.工夫していること
- 実践回想法(カード)を使用した。イラストをみることでイメージを膨らませやすい。
- NHKアーカイブス動画より回想法関連の動画を活用。時代のニュース映像など、視覚から情報をみることで、記憶の刺激になるだけでなく、共通の話題性から、懐かしいねとお互いに言い合い、仲間意識やつながりを持つことができる
4.課題になっていること
- 現役認知症予防リーダーや参加者の年齢層が異なることから、特に幼少期などの話題はジェネ レーションギャップにより、話題提供の共通性を見いだすことに難しさを感じる。
- 参加者から、戦争(戦後)体験について発言があっても今の若い世代のリーダー・コリーダー経験がないため話題に対し寄り添うことが難しい。
- リーダー養成講座の男性受講生が少なく、参加者も少ないこと。
- コロナ禍による事業縮小の影響により、福祉会館内での実施の機会や、地域や外部からの派遣依頼がなく回想法の実施に伸び悩んでいる。
5.今後の取り組み
- 回想法の話題に関連する動画を見てもらい、当時を思い出してもらってから回想法を始める。
- 福祉会館の季節のイベント内のプログラムの一つとして回想法を行う。
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活動予定
- 上飯田福祉会館の今年度の活動予定がありましたら掲載いたします。
- 新着情報〜16区福祉会館の回想法活動予定はこちら。
活動報告
- 上飯田福祉会館の今年度の活動報告がありましたら掲載いたします。
- 新着情報〜16区福祉会館の回想法活動報告はこちら。
住所・連絡先
- 上飯田福祉会館
- 住所 北区上飯田南町1-45-4
- 電話 052-914-0831
- 上飯田福祉会館のホームページ