天神山福祉会館(てんじんやまふくしかいかん)

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1.回想法活動のご紹介(令和4年度)

① 高齢者サロンや認知症予防教室などでの派遣活動

体操やレクリエーションゲーム、回想法など様々なプログラムを実施しました。 

ある高齢者サロンで回想法を行ったとき、毛糸を一人一人にお渡しし、あやとりを行いました。 

「数十年ぶりのあやとり、出来るかしら」と仰っていた方に認知症予防リーダーがヒモの取り方を少し教えると2段はしごや3段はしごなどスイスイと完成させていました。 

この出来事から子どもの頃に覚えたことはずっと忘れないで残っているものなのだと実感する活動となりました。また、話をするだけでなく、実際に体験していただくことも思い出を呼び起こすきっかけになると改めて感じました。 

あやとりの写真
あやとりの写真

 ② 練習会の実施

今年度新たに認知症予防リーダーが自主的に集まって、活動の練習を行う『自主練習会』を始めました。ホームエクササイズや口腔体操を改めて復習し、お互いに体操のやり方や参加者への声の掛け方など不安や疑問を話し合う場になっています。 

回想法の練習では、どのようなテーマだと参加者は話しやすいか、イスの配置はどうするのか、道具は用意するのかなどそれまでじっくり話すことがなかった準備段階の話し合いを行い、話し合った企画を自分たちでリーダー・コリーダー・参加者それぞれ役割を分担し、模擬体験をしました。今後は練習したことが実際の活動で活かせるようにしていきたいです。 

リーダーの自主練習会の写真
リーダーの自主練習の写真

2.活動が役に立っていること

  • 自分自身の認知症予防になっている 
  • 地域の中でつながりができる 
  • 共通の目的を持った仲間ができる 
  • 情報交換の場になる 
回想法の写真

3.工夫していること

  • 季節感のあるテーマで回想を行う 
  • 写真や道具などを用意する 
  • レクリエーションゲームや手工作などを交えながら回想法を行う
回想法の写真

4.課題になっていること

  • 回想法という言葉に難しそうという印象が強い 
  • 回想法があまり知られていない 
  • 認知症予防リーダーも回想法を難しいと感じている 
  • 認知症予防リーダーがリーダーやコ・リーダー役として、回想法を行うことに不安を感じている 
女の人が悩んでいるイラスト

5.今後の取り組み

★ 認知症予防リーダーの活動の場を広げていく 

★ 「回想法」を知ってもらうための機会を作る 

★ 認知症予防リーダーが回想法への苦手意識を払拭する 

多くの方に認知症予防リーダーの活動に参加し、楽しい時間を過ごしていただけるようにしていきたい。

おばあさんたちが談笑しているイラスト
令和3年度の活動報告令和4年度の活動報告令和5年度の活動報告

住所・連絡先

16区福祉会館・回想法活動(令和4年度)

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