1.回想法活動のご紹介(令和4年度)
① お出かけ回想法
テーマ「子供の頃の懐かしい風景」
9月の残暑厳しい中、時折吹く風に背中を押されながら10名の参加者さんとリーダー、職員、総勢18名が熱田福祉会館から名古屋国際会議場広場まで片道30分の道のりを歩きました。途中、「熱田白鳥の歴史館 」を見学し、名古屋国際会議場広場へ移動、ベンチで休憩した後に日傘を片手に回想法を行いました。幼少期を過ごした場所は違っても、共通する思い出は多く、男性達は堀川で魚釣りを楽しんだり、飛び込んで泳いだなどの冒険談に花を咲かせていました 。
熱田白鳥歴史館
② すごろく回想法
テーマ「人生すごろく」
地域包括支援センター「家族サロン」での回想法をしました。4人1グループで大きなサイコロを振って出た目の数だけ進み、止まったマスのテーマを語り合います。語り終わったら次の人がサイコロを振り進みます。
「人生すごろく」というテーマで子供の頃から成人するまでのライフステージ(人生の筋目がマス目に書かれています。たどりつけませんでしたが、最後には「あなたの人生のゴールは何ですか」という壮大なテーマを載せました。
人生すごろく
③ 認知症予防教室「のびやかクラブ」
テーマ「運動会の思い出」
「自分は足が遅かったから景品の鉛筆が1本しかもらえなかった」
「この間、孫の運動会に行ってきたけど昔と随分違っていた」
「キンモクセイの香る頃になると運動会をやったなあって思い出すわ」
と語りあう中、あるグループからはフォークダンスで踊ったオクラホマミキサーを口ずさむ声が聞こえてきました。
始めは、運動会の思い出なんてないと言われていた方も他の人たちの話を聞くうちに次々と記憶が蘇り、 笑顔で語られていました。
2.活動が役に立っていること
- 回想法のリーダーとして話を聞いているうちに自分自身に向き合うことができる。
- 初対面の方とでも回想しているうちに緊張がほぐれコミュニケーションを高められる。
- 傾聴する姿勢の大切さを知った。
3.工夫していること
五感に働きかける回想法を心がけている。
草遊びで触覚を
子供の頃食べた駄菓子の試食で味覚を
昭和の風景のDVDや動画で視覚と聴覚を
花の香で嗅覚を
刺激してみる。
4.課題になっていること
- 男性参加者数が伸び悩んでいる。
- 回想法のスキルアップする機会が少ない。
5.今後の取り組みについて
男性が興味を持っていそうな、懐かしいテレビ番組、歌謡曲、スポーツ、車や鉄道の歴史についてなどの回想法を男性リーダーたちで企画してみる。
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住所・連絡先
- 熱田福祉会館
- 住所 熱田区四番二丁目10-10
- 電話 052-659-6306
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