前津福祉会館(まえづふくしかいかん)

6maezu_1s
6maezu_2s
previous arrow
next arrow

1.回想法活動のご紹介(令和4年度)

前津福祉会館では、認知症予防リーダーによるサロンをいこまえづサロンと名づけ、月1,2回ほどのペースで、回想法のほか得意分野を生かした手芸、体操とマジック、折紙、写経を行っています。また、地域のサロン、福祉会館行事の大須ウォーキングにも参加し、歩きながらみんなで思い出話に花が咲きました。

① 回想法サロン

指遊びをしている写真

リーダー自己紹介、懐かしい指遊び

曲に合わせてスクワットをしている写真

大きな古時計の曲に合わせて、歌いながらスクワット

<工夫していること>

  • 回想法を始める前にウォーミングアップとして、簡単な体操や指遊びなどをして、なごやかな話しやすい雰囲気作りをしています。
  • 「話したいことが話せた」と思っていただくために・・・ひとりの方のお話が続くときは、リーダーが「私もそう思います。」と話を一度受け止めてから、次の方へ「あなたはどう思いますか?」と話を振る。
  • 最後に今日の感想を一人ずつ話してもらう。(自分の考えをまとめる時間を作る。)グループのメンバー構成に偏りがある場合は、メンバーが自主的にグループを移動できるようさりげなく声掛けをする。
  • 最後に回想法の効果について説明する。

◎リーダー、一人ひとりの細やかな配慮がみられます。

回想法の写真
回想法の写真
回想法の写真

テーマは『子どものころの楽しかった思い出』

かまくらを作って遊んだ、神社のお祭りや運動会では蓆(むしろ)を敷いて場所取りをしたなど。「楽しい思い出はないわ。」という方は怖かったこと、印象に残っていることを話してくださいました。

② 大須ウォーキング

大須ウォーキングの写真
大須ウォーキングの写真

ボランティアガイドの方の説明を聞きながらリーダーも参加して大須界隈を歩きました。

自然に「昔はあのお店があったね、映画館がたくさんあった」など自分が体験した情景も重なり、思い出話に花が咲きました。口に出さなくても心によみがえったことも多かったことでしょう。

③ リーダースキルアップ講座

リーダースキルアップ講座の写真
リーダースキルアップ講座の写真

認知症予防体操、音楽療法の講師をお招きしました。サロンで使える簡単な頭と身体を使った体操や、 手話歌、サロンでのプログラムの始め方、終わり方のコツなどを教えていただきました。
「サロンは参加するより、主催するのがなによりの認知症予防です。」という講師の言葉が印象的でした。

④ いこまえづサロン

手を動かし、頭を動かし口を動かし、日常と違うことをいつもと違うメンバーで行いま
す。皆様、生き生きとした笑顔で帰って行かれます。

手芸

手芸の写真

 

手芸の写真

写経

写経をしている写真

 

写経をしている写真

折り紙

折り紙の写真

 

折り紙の写真

体操とマジック

体操をしている写真

 

マジックをしている写真

2.活動が役に立っていること

  • 参加者の方の笑顔で元気が出て、自身の生活にもハリが出ます。
  • 次は何をしようか意欲が湧き、楽しみが増え、認知症予防にも役立っています。
  • リーダー、参加者の方と仲間が増え、地域でのつながりも深くなります。

3.今後の課題と取り組み

回想法はグループ回想法だけでなく、他区の実践を参考にして様々な手法に取り組んでいきたいと思います。また、現在派遣依頼の少ない地域のサロンにも広報し、リーダーの方々の得意分野を生かした活動を広げていきたいです。

◎ 回想法が福祉会館を飛び出し、地域でいろいろな年代の方々に知っていただく良い機会となりました。

令和3年度の活動報告令和4年度の活動報告令和5年度の活動報告

住所・連絡先

16区福祉会館・回想法活動(令和4年度)

→16区福祉会館・回想法活動のページに戻る