高岳福祉会館(たかおかふくしかいかん)

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1.回想法活動のご紹介(令和4年度)

①「回想法勉強会」+「回想法㏌フォローアップ交流会」で練習する。

コロナ禍の影響で、昨年度同様に、高齢者サロンが開催の自粛を継続したり、再開しても外部ボランティアの受け入れを中止しているのが現状です。昨年度、今後の取り組みとして「依頼がない時こそ、自信をつけるチャンス!積極的にトライ!!」を合言葉に掲げました。今年度は月1回の集まりで、冒頭に近況報告会を行い、各自が身近に起きた出来事を要約して1分間で伝えることに慣れる練習をしたり、回想法をいろんなテーマで体験し、聴き手リーダー役を交代で行ない、仲間とリーダー自身も楽しめる活動を目指しました。

今年度4月~12月の9か月で、回想法の勉強会を4回開催、延参加リーダー45名

回想法勉強会と回想法inフォローアップ交流会でのホワイトボードの写真

②「認知症カフェ」+「認知症予防教室同窓会サロン」+「認知症予防教室」で活動する。

ソーシャルディスタンスを守りながらの回想法。参加者が多いと、隣のグループの話声を拾ってしまうためにグループ内でお互いがいつの間にか接近して話していることもありました。話が盛り上がるほど前のめりで近づく傾向にあり、ソーシャルディスタンスを意識し、やんわりと距離を置くよう促すことは、相手が気持ちよく話している状態では話の腰を折らないように伝える難しさを感じました。

今年度4月~12月の9か月で、回想法の依頼5回、延参加者51名

認知症カフェ、認知症予防教室同窓会サロン、認知症予防教室の写真

2.活動が役に立っていること

今年度は、館外の高齢者サロンからの回想法依頼はない状況ですが、日頃の取り組み(回想法勉強会等)の成果を繋いでいけるように活動を始めています。例えば、コグニサイズの依頼でサロンに出向いた時、活動のなかで、季節ごとの行事について今と昔を比べてみて共有できそうな内容で話題を振ってアイスブレイク(場を和ませること)を行ないます。自分たちリーダーと参加の皆様との垣根を取り払っていく一つとして、和む話題作りに僅かな回想法でも一役買っている気がします。

おじいさんおばあさんが笑っているイラスト

3.工夫していること

フォローアップ交流会では、冒頭に近況報告会を行うことがあります。初めての時は、予告もなく突然に「どんな話題でもいいので1分程の話をしてください。自分のことでもいいし、世間の話題でもいいです」と職員に言われて、自分は何を話そうか…と考えることに一生懸命で他のリーダーが何を言ったか聞いていなかったし、自分自身の話がまとまらずに4~5分程話し続けた方も多かった気がします。この体験から、リーダーは誰もが話好きであるということ!話始めたら、聞いてくれている雰囲気を感じ取ると、もっと話したくなる性分の方が多いようです。 活動先で、依頼内容を行なう前の自己紹介のつもりが、延々と前振りを話してしまう結果にならないよう、1分間で要約した話を人に伝えることに慣れる練習をしています。

みんなで話し合っているイラスト

4.課題になっていること

  • 現在、地域の高齢者サロンから受ける依頼はストレッチ、コグニサイズで、持ち時間が30~40 分ほどです。今後、回想法の依頼がきた時に、持ち時間内で回想法を楽しんでいただくための流れやコツを習得したい。
  • 活動の場を拡げるために、周辺の介護福祉施設やデイサービス、グループホームにレクリエーション支援の働きかけを職員に頑張ってもらいたい。
  • 今年度、派遣やフォローアップ交流会の活動に参加できていない仲間への働きかけ。

5.今後の取り組み

  • 回想法勉強会で、30 分ほどで楽しめる回想法を仲間同士で考案してみる。
  • いきいき支援センターの介護予防スタッフおよび介護保険事業所のケアマネジャーと福祉会館職員が連携し、介護福祉施設等へのリーダー派遣依頼を叶えるための働きかけを始める(但し、保健センターとの連携事業であるフレイル予防の啓発依頼との調整で再来年度の取り組みとなる場合も考慮)。
  • 活動休止中の仲間へ、活動の事前案内以外にも、半期毎に活動報告新聞(仮)で復帰したくなるよう呼びかける。
令和3年度の活動報告令和4年度の活動報告令和5年度の活動報告

住所・連絡先

16区福祉会館・回想法活動(令和4年度)

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