1.回想法活動のご紹介(令和4年度)
今年度は昨年度に比べ活動回数も増えました。回想法の活動では、名東ではおなじみの回想法カルタを使用したり、体操や歌などの隙間時間で参加者の皆さんに一言二言思い出を語ってもらう簡単な回想法を行いました。
皆さんと「ふるさと」を歌い、その流れで「ふるさとはどこですか? どんな思い出がありますか? 」とお尋ねします。そうすると「この歌詞に出てくるような田舎だったよ。」と、ひとりが答え、そこに続いて他の参加者も語ってくれるのです。メンバーが決まっているサロンでは、既に信頼関係が築けている分、こういった回想法が行いやすいと感じました。
その他、生涯学習センターでも回想法を行いました。回想法が初めてという参加者が多数の中、回想法とはなにかを説明し体験してもらいました。皆さん喜んでくださり、回想法を知ってもらう良いきっかけになったと思いました。
2.活動が役に立っていること
先日、活動先のサロンに参加されている方のご家族から、お礼を言われたことがありました。その方は認知症があり、いつもなら帰宅後もすぐに忘れてしまうのに、その日はサロンで歌った歌を家でも歌われていたそうです。しかも、リーダーの名前(あだ名)も覚えていたのだとか! ご家族の方からとても嬉しかったとご報告をいただきました。
また、回想法を行った際に普段あまり話さない人も、いつもより笑顔で参加されている姿をみて、話さなくてもその場に参加するだけで心地の良いものになっているのかもしれない、幸せホルモンがでるのかな? という意見もでました。目を活き活きとさせながら語られる参加者さんの姿や笑顔をみて、役に立っていると実感できております。
皆さんの笑顔がうれしい!自分自身が元気になる!!
3.工夫していること
活動するにあたり、よく打合せを行っています。また「自分には何ができるか」を考えながら行動しているという意見もありました。その他、名東では回想法を行う際に回想法カルタを使用することがありますが、コロナ禍で不特定の方が触れることができないた、カルタをあらかじめ1 枚ずつ参加者へ配布し、札を読み上げて当たった人から思い出を語ってもらうなどの工夫を行いました。
4.課題になっていること
近頃では回想法カルタの写真が古く、参加者の中にも見たことない・わからないという人が増えてきたので、リニューアルが必要という意見がでました。
5.今後の取り組みやその他
活動経験の浅いリーダーは躊躇してしまうことが多いが、そこを乗り越えて自分に自信をもって活動を行うことが大切、また参加者が主体となれる雰囲気づくりも大切なのでは、という意見がでました。そのほかに、活動場所の下見も可能であれば行っておくと役立つのではという意見もでました。
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